いのちの花を
咲かせよう

教育やメディアの影響だと思いますが、多くの人に支持されるようにならなければ自分には価値がないとか、何かをする資格がない、そんな風に思う方が少なくないように感じます。

例えば権威のある賞をもらうとか、著名な人に認められるなど、そういう誰もがわかるお墨付きがないと何かをやってはいけない、あるいはそれをすることにも生み出したもの（表現したもの）にも価値がないと思い込んでいるという感じ。

でも、当たり前ですがそんなことないと思うんですよね。最近、あることがきっかけで強くそう思うようになったので、それについて書いてみます。

わたしはスピリチュアル業界のある著名な方が好きで、その方の教えているメソッドを日々実践していました。なぜそんな風に実践したかというと、そのメソッドを試しにやってみたら驚くほど現実が変わったからです。

具体的には、発信する内容を当たり障りのない内容から、本当に伝えたいと思う内容に変えました。そしたら、驚くほど反応してくれる人が増えたんです。

で、意識と行動をほんの少し変えただけでこんなに変わるなら、その方のやり方をもっと励行しようと思いました。心の浄化とか統合、あるいはクリアリングといわれていることです。

と、ここまでは良かったんですが、次第にその方に依存気味になっていきました。どうしてそう思うかというと、その方の言う通りにできない自分は駄目だと自分を責めるようになったから。

細かいことを言えば、いろいろな要因がありますが、うまくいかないなら自分も相手も責めずに、違う方法を模索すればよかったんだと今は思います。

というのも、スピリチュアル業界の別な方の発信する、やはり心の浄化に関する情報が、わたしの中でスマッシュヒットして、また手放し統合（クリアリング）ができるようになったから。

その方は著名といえば著名ですが、前述した方ほどの影響力はないと思います。でも、わたし個人に対する影響力は絶大でした。

で、思ったんです。多くの人に支持されているからといって、あるいはかつての自分に合っていたからと言って今の自分にとって正しいとは限らないし、多くの人に支持されていないからと言って力がないわけでもないんだな、と。

つまり何が言いたいかというと、ありのままの自分で表現したいことを表現したいようにすればいいんじゃないか、ということです。すると今の自分に共鳴する人に届くので。

作家の中谷彰宏さんが何かの本でこんなことを書かれていました。

本に書かれている内容は伝わる人にしか伝わらない。心の成熟度みたいなものがあって（優劣ではなく）同じ成長段階にいる人にしか伝わらない、というようなことです。

成長段階は、波長とか周波数という言葉に言い換えてもいいと思います。類は友を呼ぶとか朱に交わると赤くなるとか、それと似た意味のことです。

ちなみに、前述したスピリチュアル業界の著名な方のことは今も大好きですよ。でも、すべてを鵜呑みにすることはありません。取捨選択しています。

つまり、発信するときも情報を受けとる時も、ありのままの自分、自然体で良いのだなと思いましたし、そのことを表現したいと思いました。

うまく伝わったかな？わかりませんが、あなたらしい表現を妨げる観念（例えば多くの人に支持されなければ価値がないという思い込みなど）を手放すきっかけになれば嬉しいです。