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二元論からの卒業

2024/01/11(木)

ワンネスの世界へ



ミステリーってあまり興味が無かったんですけど、奥田英朗さんの作品ということで「罪の轍(わだち)/犯罪捜査小説」を読んでみることにしました。はじめ暗いこともあり(タイトルからして明るくはないですよね/苦笑)なかなか物語に入り込めなくて、いつおもしろくなるんだろうと読み続けていたら、おもしろくなってきました。
昭和三十年代の話で、山谷のドヤ街のことや労働者紛争(というのかな)の様子などがわかって興味深いです。で、思ったのが、とにかくこの時代は二元論で考えるんだなぁということ。独特の正義感から「悪を糾弾する」みたいな人たちが、たくさん登場します。今もいますけどね。

でも二元論で考えている限り争いは無くなりません。だいたい良いか悪いか、正しいか誤りかと自分や誰かをジャッジしている限り、心穏やかにはなれませんよ。この二元論から卒業することが人類の課題だとわたしは考えていますが、どう思われますか。

それにはまず自分の心の中を統合する(ひとつにする)ことが肝心かと。「どんな自分もいていいよ」と認め、心の中を平和にすることでその平和が広がるのではないでしょうか。日々統合することに意識を向けているわたしとしては、小説を読みながらそんなことを考えました。

▼おもに心についてのお話をしています
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記事を書いている人

小野貴子

福島県福島市在住WEBデザイナーの小野貴子です。県内外の企業、店舗、個人の方々のWEBサイトを制作させていただく中で、次第に自分自身の言葉で発信したいという思いが募り、「いのちの花を咲かせよう」を開設。

わたし自身、本質を生きるためにはどうしたら良いのか、探求する中での気付きや、感銘を受けた本、映画、言葉などをこちらでシェアしています。

日記的なことや、その時々で気になったことについてはFacebookとブログ(takako-style)で発信中。

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