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統合された人類へ──映画『ダイバージェント』を観て思うこと

2025/11/11(火)
今さらですが、映画『ダイバージェント』を観ました。核戦争後のディストピアを描いたSF作品です。

やや暴力的といいますか、アクションシーンも少なくないので、苦手な方にはお薦めできませんが、哲学的な要素が含まれていて、とても興味深い作品でした。

近未来、人々は平和を実現するための施策として【勇敢】【博学】【平和】【高潔】【無欲】の五つの派閥を作り、それぞれの能力や希望に応じて棲み分けています。

その中に、どの派閥にも属さない“ダイバージェント(異端者)”が現れ──物語が展開していきます。

このダイバージェントは、統合された人類を象徴しているように感じました。さまざまな資質をバランスよく、状況に応じてフルに発揮する人類。

私たちは日々、さまざまな制約の中で折り合いをつけながら生きています。制限されている資質、あるいは自ら制限している資質もあるでしょう。それが行き過ぎると葛藤を生み、自分や他者を否定することにつながります。

ここに気づき、その制限を外していくことが、今まさに求められているのだと思います。その方法が、スピリチュアルや自己啓発、心理学の分野で語られる「統合」や「自己受容」、「思い癖に気づくこと」なのでしょう。

要するに、“丸ごとの自分”で生きることが、制限を突破する秘訣なのだと思うのです。その制限とは、内なる制限であり、同時に社会的な制限でもあり、両者は密接に関係しています。

支配するのか、それとも隷属するのか──あるいはそこから抜け出して、持てる力を最大限に発揮するのか。今は、三番目の選択肢を選べる時代なのだと思います。

そのための鍵が、この映画『ダイバージェント』には詰まっていると感じました。

コンセプト

誰もが本来、内に輝きを宿しています。その光に気づき、自然に生かしていくとき、無心に咲く花に蝶が惹き寄せられるように、さまざまな物事が調和していくはず。このサイトでは、心の曇りを払い、よりのびやかに生きるための言葉をお届けしています。

花無心招蝶

記事を書いている人

小野貴子

福島県福島市在住WEBデザイナーの小野貴子です。県内外の企業、店舗、個人の方々のWEBサイトを制作させていただく中で、次第に自分自身の言葉で発信したいという思いが募り、「いのちの花を咲かせよう」を開設。

わたし自身、本質を生きるためにはどうしたら良いのか、探求する中での気付きや、感銘を受けた本、映画、言葉などをこちらでシェアしています。

日記的なことや、その時々で気になったことについてはFacebookとブログ(takako-style)で発信中。

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