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分離感を癒やす

2023/08/29(火)
ー本来の力を最大限に発揮するにはー

小説「失われた岬[著]篠田節子」が、ものすごくおもしろくて一気読みしました。

ここ数年のスピリチュアルブーム(ブームで終わらないとわたしは思ってますけど)と、今の世相が絶妙に絡み合う社会派と言ってもいいような内容で、ビジネスやSFなどの要素もあり、かなりの長編でしたが飽きずに一気に読みました。

で、いろいろと考えさせられる内容だったので、備忘録を兼ねて感想など書いてみます。ちなみに、ネタバレもあるので気にならない方は先に進んでいただければと。

さて、本題です。

小説の要になるのが薬(クスリ)なんです。病院から処方される薬をはじめ今の法律では使用が禁止されている薬まで、さまざまな薬が登場します。

その過程で薬がメンタルに及ぼす影響、倫理観、製薬業界?の矛盾などに触れられているんですけど。なんと、とある薬を飲むと悟りの境地を得られるという薬が登場します。

飲むと意識が澄んで、静かに落ち着いた心理状態になるという薬。「目覚め」とか「本当の自分」とか「意識の反転」等など、スピリチュアルに興味関心のある方が惹かれそうな言葉が効果として並んでいるんです。意識が穏やかで静音そのものになる、ともありました。

そして驚くべきことにその薬は覚醒剤と原料が同じというそんな内容(あ、フィクションですよ、一応言っておきますけど)。

覚醒剤は、ご存知の方も多いでしょうが戦争の時に使われた薬です。人を興奮状態にして戦いに駆り出したり、疲れ知らずで国のために働かせるために開発された薬。

その二つの薬の原料(植物)が同じという話の設定が絶妙だなぁと思いました。

誰の中にも相反する要素があります。例えば上記の薬じゃないですけど、静と動、光と闇、隠と陽、等など。

でも、わたしたちは常識や社会通念などからどちらか一方を排除しようとしがちなのではないでしょうか。例えば、睡眠時間を削ってでも働かなくてはいけない、とか。この場合「静」と「動」の「静」を排除しようとしている。

だからといって、今のところかすみを食べては生きていけませんから(不食を実践されている方もいるようですが一般的には)やはり「動」の性質も必要です。

そんなわけで、分離した内側の性質をひとつにする必要があるのが、今の時代なのかなぁとわたしは感じています。もっと平たく言えば分離感(自己否定感)を癒すということ。「失われた岬」を読んで、そんなことを考えました。

ちなみに、個人的には薬はあんまり好きじゃないです。どうしてもというときは頼ることもありますけど、なるべく体に入れないようにしてます。わたしは。

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記事を書いている人

小野貴子

福島県福島市在住WEBデザイナーの小野貴子です。県内外の企業、店舗、個人の方々のWEBサイトを制作させていただく中で、次第に自分自身の言葉で発信したいという思いが募り、「いのちの花を咲かせよう」を開設。

わたし自身、本質を生きるためにはどうしたら良いのか、探求する中での気付きや、感銘を受けた本、映画、言葉などをこちらでシェアしています。

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